スーダン・ダルフール
2009年3月4日、ダルフール地方をはじめ、スーダン各地で活動するオックスファム(イギリス)は、他の12の国際協力NGOとともに、現地での活動の停止と国際スタッフのスーダン国外への退去をスーダン政府から命じられました。国際刑事裁判所(ICC)への関与がその理由とされていますが、オックスファム・イギリスはICCにはまったく関与しておらず、2004年からダルフール地方でオックスファムが支援してきた60万人の方々の今後について大変懸念しています。現在現地での活動を再開すべく様々な方法で訴えています。
オックスファム・ジャパンには、2004年11月から2009年3月まで、日本の支援者の方々から計2700万円の貴重なご寄付が届けられ、これらは、現地の人道支援の活動に有効に使われました。平和が訪れるまで、スーダン・ダルフールにかかわり続けていきたいと思う一方、非常に残念なことに、現在、上記の理由でオックスファムの活動の中止が余儀なくされている中、日本でのスーダン・ダルフール向けの募金の受付は当座休止させて頂く事となりました。皆様のこれまでのご支援に厚くお礼を申し上げます。状況に変化がありましたら、随時皆様にお伝えして参ります。
これからも、随時世界で起こる人道危機に対してご支援を賜れば幸いに存じます。
スーダ・ダルフール地方の紛争により、暴力にさらされた450万人が人道支援を必要としています。
オックスファムは、2009年3月に国外追放になるまで、難民キャンプにいる60万人の人々を対象に、清潔で安全な水の供給、トイレなど衛生施設の設置、疫病の蔓延を防ぐ公衆衛生教育の実施、毛布や石けん、水を運ぶための容器などの生活必需品の配布を行ってきました。また、長期化する避難生活の中、生計をたてる手段の支援も行ってきました。
安全な水へのアクセスと衛生施設の設置
清潔な水へのアクセスは人々にとっての命綱です。オックスファムでは井戸の掘削、水用タンクの設置、水場の建設を行い、人々が十分に水を得られるようにしました。また、疫病や下痢をふせぐために、トイレの工事、洗濯設備などの衛生施設の建設を行いました。
公衆衛生教育
オックスファムではコミュニティのボランティアに研修を行い、ボランティアがコミュニティの人々に公衆衛生と個人の衛生、トイレや洗濯設備を清潔に保つ方法とその重要性について伝えました。これらの活動の多くで、子どもが参加しています。劇や音楽、学校の活動を通じて、衛生教育のメッセージが伝えられ、子どもたちの行動に影響を与えています。
生活必需品の配布
水を運搬するためのバケツ、石鹸、衛生的な布、清潔な衣服、地面に敷くシート、毛布、シェルター設置用のプラスチックシートなどの生活必需品を配給しました。
生計手段の獲得支援
長期化する避難生活の中で、人々が少しでも生計を立てられるように、難民キャンプのゴミ撤去キャンペーンなどで使われるためのロバと荷台の提供、種子の配布、農業トレーニングなどを地域の政府やコミュニティの協力を得ながら行ってきました。さらに、難民キャンプにおいて他にどのようなニーズがあるのか、どのような支援がひつようなのかといった項目について調査を行い、生計手段の支援を強化する準備を行いました。