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2011年10月 アーカイブ

2011年10月14日

来日中のバサンタカラさんとローズさん その2

〜2011年10月13日(木)のイベントを通じて伝えられたこと〜


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スリランカの津波復興活動に取り組むバサンタカラさん

バサンタカラさんが所属するオックスファムともパートナー団体である「TCDO」は、1997年に設立され、スリランカ内戦による避難者支援活動を行っていました。
2004年12月のスマトラ島沖地震・津波で自身も被災され、バサンタカラさんたちの活動も被災者への緊急および長期支援、とくに社会的に弱い立場の女性たちへのサポートが中心となりました。
バサンタカラさんは津波の日、町の人たちが「町の中に海がやってくる」と言っていたのを聞き、多くの人が津波の大きさや恐ろしさを信じずに犠牲となってしまったと話しました。
石巻市で破壊された建物を見て、自身の津波体験を思い出した、しかし、復興のスピードはスリランカより早い、あとは被災者の方への定住住宅と仕事の環境を一日も早く整えていただきたいと訴えました。
夜のトークショーでは、沢山のスリランカの写真スライドとともに津波で受けた被害からどのように復興活動を行ってきたかを説明していただきました。
女性が安全に利用することが出来るトイレ・シャワーの設置や、普段外出しないために避難方法がわからない女性たちへの指導など、特に女性の視点で行ってきた数々の活動に会場からは大きな関心が寄せられていました。


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南アフリカ共和国で地域活動を展開するローズさん

テレビで東北大震災の様子を見て涙したというローズさんは、そこから前へ向いてスタートするために泣くことは悪いことではないと、ご自身もレイプとHIV陽性者の‘サバイバー’であると話し、
決して‘犠牲者’と思わず‘サバイバー(生存者)’として、心を束ね、愛をもって復興にむけてがんばってくださいと応援のメッセージを発信してくださいました。
また、石巻市でローズさんの講演を聞いた被災者の方が、手招きしてご自分の暮らす仮設住宅に招いてくださり、震災後自分の体験を他人に話すのは初めてです、とご自身の体験を語ってくださったことに感動しました、心に傷を負った方に「何があったの?」と決してこちらからは聞いてはいけません、相手から話しかけられるのを待つのです、とローズさん。
また、その仮設住宅で被災者の方からお刺身をふるまわれ、生まれて初めての生のお魚に少し怖くて目を閉じて、でも被災者の方の心に寄り添うために口にしたら意外に美味しかったわ!でも目を閉じていたから何の魚かはわからなかったけどね、と会場を笑顔にするエピソードもご披露いただきました。


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イラクでこどもたちの医療改善に取り組むイブラヒムさん(左から二人目)

3月より石巻市にて震災救援・医療活動を行っている「日本イラク医療支援ネットワーク」(JIM-NET)のイラク南部・バスラの現地プロジェクトの職員であるイブラヒムさんは、東北大震災で妻を亡くした男性と仮設住宅で交流し、物質的な支援は何もできなかったけど友情や心の絆で結ばれた、とご自身も癌で妻を亡くしている体験を語られ、被災者への心のケアの重要性、そして世界の貧困問題への先進国政府からの支援の重要性を訴えました。

バサンタカラさんとローズさんともに、日本で驚いたこととして、日本の高齢者がとても元気で自立しようと努力なさっている姿に感動しましたとおっしゃっていました。
バサンタカラさんは、スリランカでは家族が高齢者の世話をしているので高齢者が自分で何かを作ったり外へ出かけたりすることは少ないけれども、日本での経験をスリランカへぜひ持ち帰って広めたいと話されていました。


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トークショーでの集合写真

関係者・ボランティアの皆さん、タミル語、英語、アラブ語通訳者の皆さん、そして各イベントにご参加いただいた皆さん、ご協力ありがとうございました。今回の貴重な国際交流で日本にまかれた種が、日本や世界のあちこちで災害復興や貧困解消へ向けての新たな芽となるようこれからも引き続きご協力とご支援をよろしくお願いします。


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スタンドアップ集合写真

バサンタカラさんとローズさんの日本での今後のイベントはこちら
日本の復興と世界の貧困問題を考える貴重なお話を聞く機会にぜひご参加ください!

来日中のバサンタカラさんとローズさん その1

現在、来日中のバサンタカラさん(スリランカ)とママ・ローズことローズ・タマエさん(南アフリカ共和国)の東京での一日を追跡しました。
普段なかなか聞く機会のないお話を沢山していただきましたその一部をご紹介します。

お二人のプロフィールはこちら 


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日本記者クラブでの記者発表

それぞれの地域の女性リーダーとして活動されているお二人が、東日本大震災からの復興に取り組む宮城県石巻市や東京での各イベントに参加されるため、10月7日から17日まで来日中です。
日本到着後、被災地でたくさんのイベントに参加されたお二人の様子は
STAND UP TAKE ACTIONのブログ(http://ameblo.jp/standup2015/page-2.html#main)にてご覧下さい。

東京での13日(木)は、朝からそれぞれにインタビューを受け、午後からは、日本記者クラブにて一緒に被災地をまわられたムハンマド・イブラヒムさん(イラク)をコメンテータとして迎えた記者発表を行いました。この会見は、日本記者クラブで行われているシリーズ企画「3.11大震災」の一貫で‘震災復興とコミュニティ再建:途上国からの視点’というテーマで開催されたものです。「動く→動かす」の稲場雅紀さんから3名をご紹介いただき、それぞれの国の状況や体験から感じる日本の災害復興へ向けての熱いメッセージをいただきました。参加された十数名の新聞社記者やジャーナリストからは、日本の復興へ向け三人のご経験を生かしたいと感じられる質問が多く寄せられました。


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国会議員勉強会でのスピーチ

その後、三人は記者クラブから議員会館へ移動し、スピーカーとして国会議員勉強会に出席しました。政党の枠を越えた十数名の国会議員をはじめ、釜石から被災体験を共有するために参加された当事者の皆さん、NGO団体からの参加者なども交えて、それぞれの視点から災害体験を共有し、
参加議員からも、ゲスト三人とそれぞれの出身国から東北大震災へいただいた支援への感謝の言葉とともに、震災復興と国際協力は車の両輪としてどちらもともにしっかりと行っていかなければならない、日本は世界から支援を受けた今こそ内向きになっていてはいけない、などの日本の明日へむけて明るいメッセージが確認される場となりました。


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バサンタカラさんのトークショー

さらに、夜にはオックスファム・ジャパン主催、バサンタカラさんの「津波からの再生 スリランカ女性の物語」トークショーがザ・ボディショップ新宿店にて開催されました。
こちらも40名ほどの会場が満室になるほどのご参加をいただき、トークショー後にはバサンタカラさんを囲んでのお茶会が開催され、参加者との温かく熱心な復興への交流がされました。

それぞれのイベントで三人から伝えられたメッセージは
その2でご紹介しています。

2011年10月12日

武器貿易条約(ATT)7月準備委員会後の日本での活動

武器貿易条約(ATT)に関する国連準備委員会第三回が7月に開催されてから、3ヵ月が経ちます。

ATTに関しては、これまで3回の準備委員会に出席してきた日本のNGOはオックスファム・ジャパンだけです。
また、日本の軍備管理・軍縮分野などの研究者のなかでは、大量破壊兵器の問題にご関心がある方々が多く、通常兵器に関するATTを研究テーマの一つにされている方々はとても少ないです。
そのようなこともあり、7月以降、日本のNGOや研究者の方々に情報を共有し、日本での議論を深めようとしています。

7月末には、日本軍縮学会の2011年度研究大会が行われました。
大会では「通常兵器の軍縮」部会が設けられ、青山学院大学の阿部先生がクラスター弾の規制について報告された後、オックスファム・ジャパンの担当者よりATTについて報告しました。
報告では、1990年代以降の移転規制の動きやATTの経緯を紹介した後、第三回準備委員会開催後の時点での論争点や今後の展望等を説明しました。外務省でATT交渉を担当されている方も、コメンテーターとして討論されました。

実は、軍縮学会は設立以来、研究大会やシンポジウムでは大量破壊兵器の問題を扱っていて、通常兵器の部会は今回が初めてでした。主に核兵器分野をご専門にされている方々に関心を持っていただけるのか不安でしたが、非常に沢山のコメントや質問をいただき、嬉しい驚きでした。
司会の浅田先生をはじめ、軍縮学会の方々に感謝しています。

研究大会のプログラムや、報告のレジュメは、
軍縮学会のサイト(http://www.disarmament.jp/)でご覧いただけます。


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軍縮学会研究大会の様子


また、先週の10月5日には、外務省通常兵器室とオックスファム・ジャパンの共催で、武器貿易条約(ATT)に関する政府・NGO・有識者意見交換会を開催しました。
過去のブログ記事でもご報告しましたが、こうした場を設けるのは、準備委員会のプロセスが始まってから、これで3回目です。

一連の会合には、ATTに関してこれまで何らかの活動をされてきたNGO等の団体の方々と、安全保障や軍備管理・軍縮分野の研究者の方々だけでなく、歴史学、経済学、アフリカ地域研究など、非常に幅広い研究分野の方々が参加くださっています。
通常兵器の問題を含む諸問題を考えるにあたっての基本的な立場が大きく異なる方々もいらっしゃいます。例えば、主権国家の自衛権行使や国内の治安維持の必要性と、そのための兵器の存在を前提に議論する方も、兵器全てを早急に廃絶すべきと主張する方も、早急に廃絶はできないが移転等の規制を第一歩と位置付けている方も参加されています。ATTの内容についての細かな各論に入った際の意見も同一ではありません。
そうした分野や見解の違いにもかかわらず、3時間の会合では、休憩時間までも非常に活発に、率直な議論が行われました。

一連の会合は、議論を通じて参加者が一つの合意に至るという性質のものではありませんが、様々な領域で活動や研究をされている方々に、ATTの交渉に関する最新情報が共有され、議論が活発になることにつながればと期待しています。

10月27日(木)(19時〜東京)には、国連安保理決議1540に関する研究会を開催します。
これまでの日本での議論のなかで、決議1540およびその実施について把握することは、ATTについて考えるにあたり非常に重要であるという認識があり、今回の企画となりました。
詳細は「武器と市民社会」研究会ブログ(http://aacs.blog44.fc2.com/blog-entry-62.html)でご覧いただけます。研究会は一般公開しておりますが、席数に限りがありますので、参加ご希望の方は早めにご登録ください。

(ポリシー・オフィサー)

「コントロール・アームズ」キャンペーンについては、こちら

2011年10月06日

気候変動ワークショップを開催しました


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10月1日〜2日に日比谷公園でグローバルフェスタ2011が開催されました。グローバルフェスタは国際協力活動を行っている政府機関、NGO、企業などが集まる国内最大の国際協力イベントです。このイベントにオックスファム・ジャパンは参加し、ユースグループは30分間のワークショップを担当させていただくことになりました。

ワークショップでは、英国とガンビア(アフリカ大陸にある国)の個人の出来事から気候変動における先進国と途上国の繋がりと有効な解決策、そのために私たちができることを考えるという内容でした。

昨年にユースグループが発足して以来、対外的にワークショップを開催するのは今回が初めてということもあり、当日は果たして人が集まるのか、また、30分という短い時間の中で、気候変動問題の構造や解決策、自分たちのできることについて、参加者に誤解を与えずにいかに伝えることができるのかなど、当日までとても心配でした。

しかし、ワークショップが始まり、参加者の皆さんが私たちの発表を聞きながら熱心にメモを取っている様子を目の当たりにした瞬間、自分たちの声が届いているという嬉しさを感じ、少しだけほっとすることができました。

また、参加者の方々との掛け合いを通して、自分たちの想いを共有できる機会の大切さと、自分たちの活動の意義を改めて理解することができたように思います。

これまでのユースグループのミーティングでは、地道で小さな活動が少しずつ輪を広げ、世論を変える大きな力へとなっていく、という話がよく出ていましたが、このワークショップを企画したことで、そのスタートを切ったことを実感することができ、私たちにとってはとても勉強になり、また貴重な経験にもなりました。

グローバルフェスタは終了しましたが、11月には気候変動枠組み条約会合があります。私たちも日本からできることを行っていきたいと思います。
(ユースメンバー)

2011年10月05日

グローバルフェスタ、ご協力ありがとうございました


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ボランティアの皆さんとスタンド・アップ

10月1日-2日の2日間、日比谷公園でグローバルフェスタが開催され、オックスファム・ジャパンもブース出店をして、オックスファムが世界的に展開している新しいキャンペーンGROWをご紹介しました。

400名以上の方がGROWクイズに挑戦し、署名にご協力くださいました。

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また、インドのビハール州の災害時リスクを軽減するプロジェクトの紹介コーナーでは、洪水時に使用する手作りライフジャケットを展示し、来場者の方に試着していただきました。 このライフジャケットは、空のペットボトル10本を入れることにより、大人でも水に浮くように計算されています。

今回のグローバルフェスタでは、約20名のボランティアの皆さまにご協力をいただきました。
皆さんの元気に圧倒されながら、楽しい2日間となりました。

ご来場いただいた皆さま、そしてボランティアの皆さま、ありがとうございました。

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