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つながる貧困:貿易ルールでエイズをストップ!
エイズにかかっている人は世界中にいるのですが、とりわけ貧しい国々にはエイズの人がたくさんいます。エイズの薬はとても高く、貧しい国々の人たちが買い続けることは不可能です。
コピー製品が命を救う

貧しい人々が治療する方法は一つしかありません。実は、ジェネリック薬と呼ばれるものがあります。

ジェネリック薬とは、もともとの薬とまったく同じ成分と効果をもっているのに、値段はぐっと安くなった薬のこと。

たとえ貧しい国であっても、ジェネリック薬を使うことができれば、多くの人が薬を手に入れることができ、治療を受けられるようになります。

武器の貿易にもルールが必要

しかし、がんばって新しい発明をしたとき、その発明を他の人にまねされたり盗まれたりするのはいいこととは言えません。なので、そうならないよう守ってくれる決まりが特許(知的財産権)と呼ばれます。

会社ががんばって新しい薬を作ったときも、それは特許によって守られます。薬の発明から最低20年間守られます。

実際、TRIPS協定(トリップスきょうてい)という世界貿易のルールでは、他の会社が同じ成分の薬をもっと安く作ったりすることをきびしく禁止しています。

しかしそれだと貧しい国々が困るので、国民の健康を守るためであれば、国内でジェネリック薬を作ってもよいことになりました。

ただし、薬を作る大会社がたくさんあるアメリカが、自分たちの利益を守るために、「そんな薬作らないように」と圧力をかけています。
そのせいもあり、実際には貧しい国々はジェネリック薬を作っていません。

じゃあエイズの薬をどうやって手に入れる?

それにそもそも、多くの貧しい国々は薬を作る技術を十分にもっていません。なので、薬を作れる他の国に頼むしかありません。

しかし薬を作れる国はTRIPS協定に入ってますし、アメリカからの圧力もあるので、貧しい国々にジェネリック薬を売りたいとは思いません。

薬を作る技術のあるブラジルですら苦戦しています。ブラジルが国内で安く薬を作ったら、アメリカはお金をかせげないので、不満に思います。

ですのでアメリカは、ブラジルに圧力をかけて、安くするからアメリカの特許薬を買うようにさせています。

このように、アメリカが他の国に圧力をかけるのをやめ、そしてきびしすぎるTRIPS協定を変えないと、多くの人が命を落としつづけることになってしまいます。

     

 

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