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クイズ: 世界の教育格差
リアルストーリー: インドネシアの マクマンくんの場合
食べ物が食べられなくて死ぬ人が世界にはいますが、それは人間が増えすぎたことを表しているのでしょうか?人間が増えすぎて、食糧生産が追いついていないから、仕方ないのでしょうか?
実は、そんなことはないのです。たしかに人間の数はとても増えてきていて、今では約60億人にまで達していますが、地球にはみんなが食べていけるだけの食べ物があります。それどころか逆に、アメリカなどの豊かな国が、あり余るほどの量の食べ物を作っています。その余った食べ物は、とても安い値段で貧しい国に売られています。
たしかに、一見いいことに見えますが、世界の最も貧しい人々は、ほとんどが農業などをして食べ物を作ってお金を稼いでいる人たちです。
■一日1ドル以下のお金で生活をしている人は世界に約12億人いますが、そのうちの4分の3(9億人)は農民です。
■本当にかかっているコストでは、貧しい人々の方が安く作物を作っていますが、その値段よりも安く、アメリカやヨーロッパの農作物が国内に入ってきます。
■気がついたら、自分の国で、自分の国の作った作物が売れなくなってしまいます。
■換金作物を売って食料費や教育費を稼ごうとしても、輸出先も欧米の作物を買ってしまうため、売れません。
日本やヨーロッパ、アメリカでは、国がお金を補助し、農家を助けています。そのうち欧米では、貧しい農家よりも大規模・大量生産のお金持ちの農家を応援するような補助金を出し、過剰生産を招いています。さらに、その余剰分を海外で売るために、価格を海外のものよりも安くしてしまう別の補助金(輸出補助金)を出しています。そのため原価よりも安い価格で、作物を世界市場に輸出できます。これをダンピングといいます。結局、欧米から来る作物の方が安いので、貧しい国々で作られた作物は売れません。
■もっとひどいのは、貧しい国々が豊かな国々へ作物を輸出しようとするときには、関税というものがかかり、もともとの値段よりも高い値段で売らなくてはならない決まりになっています。値段を高くされてしまったら、先進国では売れないままです。
■一方で、貧しい国々には、「自由貿易」を押しつけて、関税を取り払うことを強要しています。貿易ルールを決める交渉のほか、途上国への融資の条件としても要求されます。
■そのため、豊かな国の補助金をうけて作られた作物が、貧しい国の作物を市場から閉め出してしまいます。
どうがんばっても、貧しい国々がつらい思いをするようなルールになってしまっています。そういうよくないルールをまず変えなければ、貧しい人々がいくらがんばって働いても、生活が豊かにならないのです。
武器は豊かな国から流れてくる>>