>home >貧困に生きる人びと >貧困って抜け出せないの? >命よりも債務の返済が優先?
貧困に生きる人びと
貧困とは?
貧困って抜け出せないの?
債務
債務と教育
教育
教育とエイズ
エイズ
エイズと貿易
貿易
貿易と武器
武器
クイズ: 世界の教育格差
リアルストーリー: インドネシアの マクマンくんの場合
お金を借りたら、少しずつでも返さなくてはいけません。貧しい国が豊かな国から借りたけれども、まだ返していないお金のことを債務(さいむ)と呼びます。債務をかかえた国は、お金を返さなくてはいけない分、国の中のことに使えるお金が少なくなってしまいます。
病気になってお医者さんにみてもらうのは、実はかなり高い金額がかかっています。日本のように国がサポートしてくれなければ、お医者さんに行くときにかかる高いお金が払えないという事態がおきます。
■国民健康保険というシステムがあって、医療費のうちの7割程度を、国が払ってくれます。だからお医者さんに行っても、かなり安くすむのです。例えば、治すのに1万円かかる病気だったら、そのうち7000円を国が払ってくれるので、病気の人が払うお金は3000円ですむわけです。
■国の債務の負担が大きく、まずそれを返すことが優先されています。そうすると、国民のために医療費の一部を払ってあげる余裕がなくなっています。
■国のサポートがないので、全額、自分で負担しなければなりません。
■もちろん貧しい国の人びとは、自分の生活も苦しく、お金の余裕がないので、病院に行くことができません。
かりに借金に苦しむ人がいて、返すのがつらくなっている人がいたとします。その人はできる限りお金を返そうとがんばるべきかもしれませんが、それでも病気になったときは病院に行って治してもらうことは、命にかかわる問題ですから、その人の借金とは関係なく、必要なことでしょう。
同じように、債務に苦しむ国も、たくさんの人が病気になったり、さらには死んでしまっているのに、それを後回しにしてまでお金を返せ、と言うのはちょっとやりすぎではないか、と考える人も増えてきています。
債務の利子返済だけでも、その国の人びと全員の命が犠牲になっています。しかし、先進国が「利子は返済しなくてかまいません」と言った場合、先進国の人々が一人あたり負担する額は、280円です。
債務を全て帳消しにすることで、その国の人びとは教育を受けることができ、命を保証されることになります。先進国が「債務を返済しなくても構いません」と言った場合、先進国の人々が一人あたり負担する額は年間1500円です。つまり、1年間に1日だけランチを節約すれば、債務に苦しむ国の人びとが、教育や医療サービスをうけられるようになり、多くの人の人生が変わると言うことになります。
債務のおかげで学校がない>>