2008年7月10日 オックスファム政策アドバイザー マックス・ローソン
やっと終わった! 首脳たちはそれぞれ飛行機で帰っていき、3千万ドルしたメディアセンターは撤去され、私たちも北海道を離れる準備ができた。
G8の価値とは?
日本のG8から得たこととは?
世界中のキャンペーンに携わる人々が、G8が行動するよう要求するのはなぜか?

なぜなら、それは国際社会の目が、最も影響力を持つ世界のリーダー達に向けられる時であり、説明責任を要求する重要な機会となるからだ。リーダー達は責任を持たなければいけない。
G8が行動を起こせばたくさんの人々が救われる。私たちがリーダー達にプレッシャーを与え続けていかなければ、リーダー達の取り組みは今以下となるだろう。
このG8サミットは、世界の貧しい人々への約束を忘れてしまうことなどできない、と世界のリーダー達が改めて感じた場として記憶されるでしょう。
世界中に、そしてここ日本に、もしキャンペーンに携わる人がいなかったら、リーダー達は2050年までに二酸化炭素排出量を50%削減するという、気候変動への取り組みの大きな一歩となる目標を掲げることなんてすっかり忘れていたと思う。むしろこれでもまだまだ必要とされる取り組みからは程遠く、さらなる、より急速な対応が必要だということは誰の目にも明らかである。
行動を求め、リーダー達を“まごつかせる”世界中のキャンペーンに携わる人々がいなかったら、リーダー達は、2005年のグレンイーグルス・サミットで約束した「2010年までに援助額を500億ドルまで増額」という約束を何とも思わず忘れていたと思う。リーダー達の部下は朝の3時半までその援助額を捻出するために、数字と戦い、議論しているというのに。
G8の結果に満足はできない。私たちは保健医療分野で、特に425万人の医師・看護師を増やす必要があると主張してきたが、G8首脳陣はこの必要性を認識していたにも関わらず、保健医療分野に関する援助の増額や、途上国の保健医療サービスを支える支援への前向きな態度は見られなかった。
食料問題に関しても、支援の約束はなされたが、G8は食料危機の主要な原因、つまりバイオ燃料に関する問題に取り組むことはできなかった。G8は、人々が飢えに苦しんでいる事実があるにも関わらず、食料を燃やすことを許しているのである。
次に待っているのは何かって? 先ずは、9月に向けてさらに闘い続ける。9月にはミレニアム開発目標の話し合いで世界のリーダーたちが再び集まるのだ。また、12月には気候変動の会議がある。世界のリーダー達に、常に私たちは監視していること、成果を出すよう期待していることを知らしめる必要がある。
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